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新潟 GK藤田 天皇杯を足掛かりに守護神に返り咲く 無失点でリーグ戦に弾みを

[ 2025年6月11日 04:00 ]

無失点での2回戦突破を目指す新潟・藤田
Photo By スポニチ

 サッカーの「第105回天皇杯全日本選手権」が11日に全国各地で2回戦が行われ、J1新潟はホームで福山シティFC(広島県代表)と対戦する。リーグ戦ではベンチを温めているGK藤田和輝(24)は無失点勝利で先発への返り咲きを狙う。4月下旬から控えに甘んじているが、3回戦進出に貢献して存在をアピールする。

 第11節だった4月19日の京都戦を最後に、リーグ戦では出番がない。15日の横浜M戦から始まるリーグ後半戦を前に、藤田はもう一度実力を示して守護神奪還を狙う。「チャンスが来た時にどうパフォーマンスが出せるか。天皇杯をきっかけにリーグ戦で出られるようになりたい」と言葉に力を込めた。

 期限付き移籍から復帰した今季は、開幕から定位置をつかんだ。当初はGKも含めてボールをつなぐ新潟のスタイルにうまく適応できていないと感じていたが「5試合目くらいから自信を持ってできるようになってきた」と振り返る。しかし、京都戦。味方との連係ミスのような形で逆転弾を献上し、翌週から控えに回った。

 「結果は出ていなかったけど、自分のプレーは間違いなく良くなっていた」。手応えがあった中で先発から外れ、当然、悔しさはあった。若い頃は下を向くこともあったが、精神的に成長。期限付き移籍した栃木SCや千葉でも同じような経験を積み「ぐっとこらえてやってきた」とベンチから盛り上げた。

 前向きな姿勢を崩さなかったのは、39歳のベテランDF千葉の言葉も大きかった。「気にしなくてもいい。やれることをやり続けていれば、絶対に沈んだ分、また上に行けるから」と声を掛けられ「凄く助かった」と感謝する。何か特別なことをするわけではなく、今まで通り得意のキャッチングや足元の技術に磨きをかけ、次のチャンスを虎視眈々(たんたん)と狙ってきた。

 約1カ月ぶりに出場した5月のルヴァン杯3回戦の東京V戦は不調だったチームの流れを止めることができず0―2で完敗。リーグ前半戦を3勝7分け8敗で降格圏の19位で終えたチームに上昇気流を生むためにも、やるべきことは分かっている。「まず後ろは(失点)ゼロを目指す」。ゴールに鍵をかけ、勝利への流れをつくる。(西巻 賢介)

 ○…カテゴリーでは4つ下の中国リーグ所属の相手だが、MF宮本は「僕たちはいいシーズンを送っていない。勝ちを積めていない。いいサッカーをして勝って、リーグ戦につなげたい」と気を引き締める。J1残留が至上命令となるリーグ後半戦に弾みをつけるため、“ジャイアントキリング”を狙う相手よりも高い士気で臨む。戦術面では、ボールをつなぐ相手に対し「うまく守備をして攻撃の良さを出す時間を長くしたい」と見据えた。

 ○…福山シティFCは地域リーグの中国リーグに所属。天皇杯1回戦はFC徳島(徳島県代表)に2―1で逆転勝ちした。昨季はJFL昇格を懸けて戦う地域CLで敗退したものの、リーグは3連覇中で、今季も首位に立っている。昨年の天皇杯は1回戦でJFLの沖縄SVに3―0で勝ち、続く2回戦はJ1福岡に0―8で大敗した。

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