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北朝鮮指揮官、日本に惜敗も「内容良かった。次戦期待して」 後半に勢い増した理由については…

[ 2024年3月21日 22:21 ]

W杯アジア2次予選   日本1ー0北朝鮮 ( 2024年3月21日    国立 )

<日本・北朝鮮>試合後、サポーターの声援に応える北朝鮮イレブン(撮影・小海途 良幹)
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 FIFAランク114位の北朝鮮代表は21日、W杯アジア2次予選B組第3戦(国立)で同18位のサッカー日本代表(森保ジャパン)と対戦。開始2分で日本代表・田中碧に得点を許したが、その後は一進一退の攻防となり、敗れたものの敵地で0-1と健闘を見せた。 試合結果(速報)

 前半は日本がペースを握り、何度もゴール前に迫る展開が続くも1失点でしのいだ。すると後半は一転、北朝鮮がボールを保持する時間が増える。後半2分にはハン・グァンソンがポスト直撃のミドルシュート。こぼれ球をペク・チュンソンが押し込み同点かと思われたが、直前にファウルがあったとして得点は認められなかった。その後も前線からのプレスで圧力をかけ攻撃シーンを作ったが、日本が選手交代で最終ラインを5バック気味に変更するなどして対抗し、同点に追いつくことはできなかった。

 シン・ヨンナム監督は「内容的にはとても良かった。今日の経験を次に生かして準備していきたい」と手応えをつかんだ様子。北朝鮮応援席3200枚が完売し、国立競技場の一角を赤く染めたサポーターへは「いい結果を皆さんの前で残したかった。大変申し訳なく思う。同胞の皆さんの心臓の叫びが私たちを非常に鼓舞してくれた」と熱い声援に感謝した。

 後半は展開がガラッと変わったこともあり、ハーフタイムの指示について質問された指揮官だったが「チーム内での戦術とか、そういった内容に関しましては、言葉を控えさせていただきます」と明かさなかった。

 試合後には日本協会の田嶋幸三会長が26日の試合の平壌での開催中止を明らかにした。シン・ヨンナム監督は再戦へ「次戦を期待していただきたい」と自信ありげだったが、開催が不透明となったことを聞かれると「今後のことに関しましては、私がここで申し上げるのは控えさせていただきたいと思います」とコメントした。

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