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日本代表 26日北朝鮮戦の開催地は“白紙” 田嶋会長「平壌でやらないと決まった」 FIFA判断待つ

[ 2024年3月21日 21:43 ]

<日本・北朝鮮>試合後、円陣で話をする森保監督(撮影・西海健太郎)
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 26日に平壌で開催予定だったサッカー26年W杯アジア2次予選北朝鮮戦が、開催地が“白紙”となったことが21日、分かった。この日、東京・国立競技場で行われた北朝鮮戦後に日本協会の田嶋幸三会長が「平壌でやらないと決まった」と言及した。

 「今朝突然AFCに対して、DPRコリアから平壌での開催が難しいというレターが来た。そのレターをもとに、AFCは15時までに対抗案というか全部セッティングして、DPR責任のもとでやりなさいと。マレーシア時間の15時までということで、我々もそれを待ってたんですが。残念ながら代案が来なかった」と説明。

 試合前には、没収試合、日本開催、中立地開催の3つの可能性があったと見られる。

 会長は「(相手の)団長からは、平壌でできなくなったと試合前に話を聞いて。ハーフタイムで日本でできないかという提案を受け、試合後にこういうミーティングをして今のような話をした」とドタバタな状況を明かした。

 中立地での開催も検討されたが、「それをやった上で、日本でやれないかっていうのが来た」と第2戦の日本開催打診が来たとし、「我々としては、措置というか、日本で2試合目できるかとかはそういうことについては難しい、時間がかかると伝えた。AFCに対しても返すつもりです」と述べた。

 開催地が決まらない以上、不戦勝になるのかという質問に対し、「それは僕らが決めることじゃない。FIFAなのか…委員会で決めることになると思います。とにかく早くしてくれないことには我々も出発予定だったし。ただ、平壌でやらないことが決まったということは、皆さんにお伝えしなきゃいけない。我々も今日聞いて今になってるということです」と困惑した様子。

 現実的には試合するのも難しい?と問われ、「それはわからないです。というか、デッドライン過ぎているし。どう考えたって。2カ月前に決めなきゃいけないのに、今こうなってるってことは簡単じゃない。みんな理解している」と混乱する舞台裏を語った。

 今後の見通しとして、「FIFAからのジャッジを待つしかない。ここで待ってたって…インターナショナルマッチデーの日程は限られてるので。日本は出発しません。どこに出発していいかわからないので…」とし、チームが渡航しないことも明言した。

 なでしこジャパンに続き、またしても開催地を巡る混乱が起き「対応はするが、ジャッジメントが出てからにしたい。いつごろ(返答が)来るかも?早急にしてもらわないと…月曜にこうなりました、じゃどこにもいけない」と述べた。

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