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日本代表・守田の叫び 森保監督に通じた 北朝鮮戦へ細かな指示で修正図った

[ 2024年3月21日 04:30 ]

W杯アジア2次予選   日本―北朝鮮 ( 2024年3月21日    国立 )

ボール回しをする守田(右)と谷口(左端)(撮影・篠原岳夫)
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 日本代表は21日、W杯アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦する。8強敗退となったアジア杯で「叫び」とも言える悲痛な言葉でチームが抱える問題点を指摘したMF守田英正(28=スポルティング)は、チーム一丸で改善に向かっていることを強調。26日にアウェーの平壌決戦を控える中、まずはホームで先勝して再出発することを誓った。

 イランに1―2で逆転負けを喫したアジア杯準々決勝後に「チームとして“これを徹底しよう”とか…欲しいですね」と首脳陣へ向けSOSを発した守田だが、この日は「もう一回、フレッシュな気持ちでチームに貢献したい。日本のために頑張りたい」と吹っ切れた表情で語った。

 アジア杯では相手に徹底的に研究され、弱点を露呈。守備では積年の課題であるセットプレーや相手の徹底したロングボールで5試合8失点。攻撃でもビルドアップの仕方など柔軟性を欠いた。その中で飛び出した“守田の叫び”。その声が響いたのか、森保監督は今合宿でこれまで以上に細かい指示で修正を図ったという。

 守田によると、今合宿で見直したポイントは主に3つ。(1)攻撃の配置。相手守備に対しボランチを2→1にするなど可変システムを再確認。(2)守備の配置。前線からプレスがはまらない場合の立ち位置も修正。(3)ビルドアップ。低い位置からのボールの動かし方も見直した。

 再出発となる初戦。北朝鮮に2連勝すれば最終予選進出も決まる。観客6万人超が予想される中、勝利を欲するダイナモは「僕もチームも再スタートするような気持ちでプレーできれば」と誓った。

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