MF伊藤涼太郎のシントトロイデン完全移籍を新潟が発表「サポーターの皆さんに心から感謝」

新潟・伊藤涼太郎
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　J1新潟は5日、MF伊藤涼太郎（25）がベルギー1部リーグのシントトロイデンに完全移籍することを発表した。今後、メディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ予定。11日のホーム京都戦（デンカS）が新潟での最後の試合となる見込みで、試合後に伊藤が来場者にあいさつする。

　クラブを通じ「アルビレックス新潟に加入してから1年半の間、サポーターの皆さんからたくさんの愛情を注いでいただいたことに、心から感謝しています。過去の自分は、J1の舞台でなかなか活躍できずにいました。そんな自分を新潟は迎え入れてくれて、出場機会をいただけたからこそ、海外クラブからのオファーが現実のものとなったと、感謝してもしきれない気持ちです」とコメントした。

　2016年に岡山・作陽高（現作陽学園高）からJ1浦和入りした伊藤は、J2水戸、J1大分への期限付き移籍を経て、22年に新潟に完全移籍。昨季はJ2で9得点を挙げ、チームのJ1昇格に大きく貢献した。

　今季もトップ下で鮮やかなターンやスルーパスなど、創造力あふれるプレーで観客を魅了。セットプレーのキッカーとしても活躍した。シーズン途中でチームを離れることについて「今季はタイトルを獲ると言い続けたにもかかわらず、シーズン途中で移籍することを申し訳なく思う気持ちも強いのですが、この目標はチームメイトを信じて託して、海外で挑戦してきたいと思います」と話した。