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クラブ・ブリュージュ本間が最終戦1得点1アシストでサンジロワーズの優勝を阻止。大混戦を演出

[ 2023年6月5日 11:43 ]

ベルギー1部上位プレーオフ最終節   クラブ・ブリュージュ3―1サンジロワーズ ( 2023年6月4日    ベルギー・サンジル )

本間至恩
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 クラブ・ブリュージュのMF本間至恩(22)がサンジロワーズとの最終節で1得点1アシストと活躍して相手の優勝を阻止した。

 後半1分に先制した2位サンジロワーズは勝ち点で並んでいた首位アントワープが同時進行の他会場で3位ゲンクにリードを許し、そのまま逃げ切れば1935年以来の優勝という状況だったが、後半43分から本間が出場。左クロスを味方がファーサイドから頭で折り返すと、本間が相手選手と競り合いながら同点弾を押し込んだ。この時点でゲンクが瞬間的に首位に浮上し、優勝には勝つしかないサンジロワーズが前掛かりとなったが、アディショナルタイム3分に本間がカウンターから約30メートルをドリブルで持ち上がり、ラストパスで勝ち越し弾をアシスト。さらに加点したチームは3―1で逃げ切った。

 一方で他会場ではアントワープが1―2の後半アディショナルタイム4分に同点弾。ゲンクを勝ち点1差でかわして1957年以来、66年ぶりの優勝を勝ち取った。アントワープが引き分けていても勝てば逆転優勝だったサンジロワーズは、最終的に得失点差でゲンクに抜かされて3位に転落。昨夏に新潟から加入して2部のセカンドチーム「クラブNXT」で23試合に出場して4得点4アシストと結果を残し、前節5月28日のゲンク戦に途中出場してトップチームでデビューしたばかりの本間が、出場2戦目で優勝争いの行方を左右する活躍を見せた。

 クラブ・ブリュージュは試合前から結果に関係なく4位が確定していたが、地元メディア「VP」は「サンジロワーズの悪夢。クラブ・ブリュージュはスポーツとしての義務を果たした」と伝えた。

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