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敵地の第1戦で引き分けたマンCは過去8回の欧州カップ戦で突破のデータ デブルイネが価値ある同点弾

[ 2023年5月10日 10:01 ]

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦   レアル・マドリード1―1マンチェスター・シティー ( 2023年5月9日    スペイン・マドリード )

チャンピオンズリーグ マンチェスターU戦で同点弾を放ち、観客に祝福されるマンチャスターCのデブルイネ(左)=AP
Photo By AP

 連覇を狙うRマドリードと悲願の初優勝に挑むマンチェスターCの強豪対決第1戦は1―1の引き分けに終わった。前半はマンチェスターCが主導権を握っていたが、先制したのはRマドリード。前半36分の自陣からのカウンターで左サイドバックのカマビンガがMFモドリッチとのワンツーから50メートル近いドリブルで持ち上がり、中央のFWビニシウスにパス。受けたブラジル代表がペナルティーエリアの外から鋭いミドルシュートをゴール左に叩き込んだ。

 前半唯一のシュートで先制したRマドリードは後半にペースをつかんだが、マンチェスターCが逆襲。敵陣でMFロドリのインターセプトからボールをつなぎ、最後はMFギュンドアンが後方に落とし、MFデブルイネがペナルティーエリアの外からゴール左に低弾道の鋭い一撃を蹴り込んだ。その後は両チームともに好機を生かすことができず、第1戦は痛み分けとなった。

 欧州サッカー連盟(UEFA)によれば、マンチェスターCは敵地の第1戦を引き分けた過去の欧州カップ戦を8回連続で突破。同じ顔合わせだった昨季準決勝は敵地の第2戦で後半45分からの2失点で延長に持ち込まれて敗れる屈辱を味わったが、今季はホームで迎える17日の第2戦で雪辱を狙う。グアルディオラ監督は「我々が勝っている時に彼らが得点し、彼らが勝っている時に我々が得点した。タイトなゲームだった。彼らは経験と質を備えた、とても難しい相手。来週の水曜日はホームのファンの前で決戦になる」と力を込めた。

 Rマドリードのアンチェロッティ監督は「(前半に)彼らにボールを支配されても心配はしていなかった。後半は全く違って我々がボールを握って好機を築いた。とても満足している」と強調。失点したものの、後半の戦いぶりに手応えを口にした。

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