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神戸の酒井高徳、長すぎるアディショナルタイムに苦言と提言「腹立たしい」「時間を守らないのは、ない」

[ 2023年5月3日 18:37 ]

明治安田生命J1第11節   神戸2-2名古屋 ( 2023年5月3日    豊田スタジアム )

神戸DF酒井高徳
Photo By スポニチ

 首位の神戸はアウェーで名古屋と対戦し、2―2で引き分けた。

 元日本代表FW大迫勇也の1得点1アシストで2点をリード。だが、後半28分に1点差に迫られると、終了間際に悪夢が起きる。後半アディショナルタイムの7分過ぎ、DF藤井陽也に同点弾を決められて追いつかれた。

 試合後、選手とスタッフの怒りは収まらなかった。その理由が、後半アディショナルタイムの長さだった。提示されたのは5分。その中でMF斉藤未月の退場があり、吉田監督によると「第4の審判の方が“アディショナルタイムを(5分にプラスして)1分追加します”と言っていた」という。

 取材エリアで報道陣の前に立った元日本代表DF酒井高徳は土壇場でのドローに「腹立たしい」と言い放った。長かった後半アディショナルタイムについて問われると「僕は恐れることはないので、言います」と話し始めた。

 「時間を守らないのは、ないでしょう。何分伸ばすとかコミュニケーションを取って言っているのは良いけど。あとで確認したら、1分伸ばしますと言っているのに、終わっているのは3分後。なぜ審判が4人もいるのに、それを区切る人が誰もいないのか。

 そもそも僕がJリーグで疑問に思っているのが、なぜ審判団のインタビューが公開されないのか。ドイツでは、メディアの前に審判団が立って、自分の非を認めたり、正しかったりをちゃんと話す。もっと責任を持って、正しいなら正しいと発言してくれれば、選手も怒りながらも納得できる。何か、発信できる場所をJリーグは作った方がいい。こうやって1分で状況が変わる状況でサッカー選手はやっている。それを担う審判団はもうちょっと責任を持ってほしい。

 1分が審判のサジ加減で決まるんだったら、時間なんていらない。自分が把握できない時間なら、第4審が合図を送るなり、できるはず。それがスムーズに行ってないというのはどうかと思う。これは批判じゃなくて、状況を明確にする場を審判にもつくったほうがいい。自分自身、もしJリーグと対話するタイミングがあるなら言っていきたい」

 ブンデスリーガでも長くプレーした酒井は、そう言葉を発した。

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2023年5月3日のニュース