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新潟・松田 思い出のニッパツで連敗止める「懐かしいスタジアムでプレーできるのはうれしい」

[ 2023年5月3日 04:30 ]

ドリブルとクロスで打開を狙う松田
Photo By スポニチ

 J1新潟は3日、アウェーで横浜FCと対戦する。2日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。ルヴァン杯で2戦連続ゴールを挙げているMF松田詠太郎(21)は、今季リーグ戦初先発が濃厚。武器のドリブル突破に加え、自主練習で磨いたクロスで得点に絡み、チームの勝利に貢献する。

 何かが吹っ切れた。4月5日のルヴァン杯柏戦(○2―0)で今季初ゴールを決めて以来、より鋭く敵陣深くまで進入し、相手に脅威を与えている。迷いなくチャレンジする松田の姿が頼もしい。
 「守備での判断が課題だったが少しずつ良くなっているし、プレーの強度も上がってきている。連戦で(出場の)チャンスが回ってくると思うし、そこでしっかりやらないと」

 リーグ戦10試合が終わり、これまで5試合に出場も全て途中出場。「リーグ戦で先発出場できないのは自分に課題があると思っている」と自分に矢印を向けて日々練習に励んできた。ルヴァン杯では2ゴールを挙げたほか積極的な攻撃で何度もチャンスをつくっている。

 チームはこれまでのスタイルを貫く構えだが、そこにロングパスやクロスなど多彩な攻撃でゴールを目指している。松田も自主練習でクロスの練習に励んでおり「チーム自体クロスからの得点が少ない。自分は深いところまで進入できているので、そこから浮かせたボールを入れることができればアシストにもつながる」とクロスの質を磨いている。

 会場のニッパツ三ツ沢球技場は、横浜ユース時代から慣れ親しんだスタジアム。「プロA契約になったのも三ツ沢でした」。ルーキー年の20年9月30日の鳥栖戦で先発出場し、A契約を締結した思い出のある場所でもある。横浜市出身で試合当日は家族も応援に駆けつける予定。「懐かしいスタジアムでプレーできるのはうれしい。その喜びをかみしめながらゴールやアシストでチームの勝利に貢献したい」。連敗を2でストップさせて、スタメン定着を目指す。

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2023年5月3日のニュース