川崎F　ケガ明け小林が劇的今季初ゴールで今季初連勝「子供が“絶対ゴール決めて”と言う動画を何度も…」

明治安田生命J1第11節   川崎F1―0京都 （ 2023年5月3日    サンガS ）

＜京都・川崎F＞試合終了間際、決勝ゴールを決め、喜ぶ川崎F・小林（左から2人目）ら
Photo By 共同

　川崎Fは敵地で京都を1―0で下し、今季初の連勝を飾った。0―0で迎えた後半アディショナルタイムに、MF大島僚太（30）のクロスからFW小林悠（35）が頭で劇的な決勝ゴールをマーク。負傷した4月1日の札幌戦以来、5試合ぶりに後半35分からピッチに立ったエースが、短い時間で試合を決めた。

　試合後のインタビューでは開口一番、「最高です！」と一言。「どうしてもゴールが欲しかったので、勝てて良かった。（大島）僚太が持った時点で、彼なら絶対出してくれると思った。なかなか一緒に出られる機会が少なかったですけど、試合前から僚太に“絶対俺に出せ”と言っていた。僚太のパスが最高だった」と感謝した。

　子供たちの後押しも力になったという。「今日は子供が“絶対ゴール決めてね”と言っている動画を何度も見て、ハーフタイムにも見て、必ず自分が決めると思ってピッチに入ったので、子どもたちのおかげ」と笑みを浮かべた。

　左第5趾（し）基節骨骨折で開幕に出遅れ、復帰後も4月1日の札幌戦で右脚を負傷。リーグ戦の出場はここまで途中出場2試合にとどまっていた。「ケガが続いていてチームに貢献できなくて、チームもなかなか勝てなかったんですけど、こうやってゴールを決めてチームを勝たせるのが自分の仕事なので、ほっとしている」。待望の結果を手に、安堵（あんど）した。