パリSGが無断出国のメッシに活動停止2週間の処分　今季限りの退団へ加速

パリ・サンジェルマンのメッシ（AP）
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　サッカーのフランス1部パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（35）がクラブから活動停止2週間の処分を科されたとフランス紙レキップなどが2日に報じた。クラブの許可なく1日からサウジアラビアを訪問したためで、処分中は試合や練習参加が認められずに給与も支払われないという。

　ガルティエ監督は4月30日のロリアン戦に勝てば翌1日と2日を連休にする方針だったが、チームは1―3で敗れたため、1日は練習を行って2日をオフにした。しかし、メッシは予定通り1日からサウジアラビア入りしたという。サッカー界のスーパースターはサウジアラビアの観光大使を務めているほか、同国の強豪アルヒラルによる年俸4億ユーロ（約600億円）の巨額オファーも報じられている。

　メッシは既に今季限りで契約が満了するパリSG退団の見通しが伝えられていたが、レキップ紙は改めてクラブがメッシとの契約延長オプション行使を見送ったと伝え、今回の騒動で亀裂が決定的になったと言えそうだ。