神戸は昨季王者横浜に逆転負け　汰木＆大迫弾の2点リード守り切れず

明治安田生命J1リーグ第9節   横浜3―2神戸 （ 2023年4月22日    ノエビアスタジアム ）

＜神戸・横浜＞　前半、追加点を決める神戸・大迫（撮影・後藤　大輝）
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　互いに一歩も引かない激しい、レベルの高い一戦だった。だが神戸は昨季王者・横浜に2―3の逆転負け。首位はキープしたものの、対横浜はリーグ5試合連続黒星で、同戦のホーム戦は11試合連続勝ち星なしとなった。呪縛を解き放つことは叶わなかった。

　前半19分、DF本多の縦パスから生じた相手の連係ミスを突いてMF汰木康也が無人ゴールに叩き込んで先制点。さらに同28分には汰木のクロスをFW大迫勇也がDF2人に挟まれながら打点の高いヘッドで叩き込んだ。

　だが開始早々からエンジン全開で臨んだハイプレスが効き切らなくなった前半33分に中央を崩されて失点。前半終了間際に追いつかれると、後半37分には逆転を許した。後半早々の大迫のシュートはオフサイド判定、武藤のヘッドがバーを直撃するなど運も味方しない側面があったが、2点差を引っ繰り返されてしまった。

　「越えなければいけない壁」。吉田孝行監督は撃破に自信を見せていたが、王者の底力はやはり凄かった。