カズがポルトガル2部でデビュー　残り5戦でゴールを狙う

三浦知良
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　サッカーのポルトガル2部オリベイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良（56）が22日、4―1で快勝した敵地のビゼウ戦で初出場を果たした。今冬に横浜FCから今季終了までの期限付き移籍で加入し、前節14日のファレンセ戦に続いてベンチ入りすると、4―1の後半45分から海外5カ国目となる新天地ポルトガルでついにデビューした。

　「1分でも長くピッチに立てるように頑張りたい。その中で勝利に貢献できるようなプレーをして、チームを勝たせる方向に持っていけたら」

　そう話していた中でキングがようやく初出場にこぎ着けた。入団時の体力測定では20歳レベルの数値を披露。ペレイラ監督を「55歳（当時）でこれほどいいコンディションに整えるなんて普通ではない。夢のために犠牲を払って打ち込んできた証拠」とうならせた。合流後は芝生がぬかるみやすくなるピッチで筋肉系の疲労や炎症を抱え、思うようにコンディションを上げられずにベンチを外れる日々が続いていたが、3月25日に下部との練習試合に初出場。前節のベンチ入りを経て新たな一歩を踏み出した。

　この日はアディショナルタイムの5分程度という限られた出場時間で初ゴールはならなかったものの、期限付き移籍が終了する今季残り5試合で勝利を呼び込む一撃を狙う。