新潟　26日ルヴァン杯鹿島戦　星が輝く

攻撃のスイッチを入れようと意気込む新潟・星
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　J1新潟は26日、ホームでのルヴァン杯第2節で鹿島と対戦する。18日の浦和とのリーグ戦（●1―2）でフル出場したMF星雄次（30）は、2戦連続での先発が濃厚。豊富な運動量を武器に野心を持ってチャレンジし、ゴールを演出してルヴァン杯今季初勝利に貢献する。

　試合に絡んでいくうちにコンディションが上がってきた。浦和戦はフル出場。ピッチを縦横無尽に駆け回り、パスサッカーのつなぎ役として存在を光らせた。白星を挙げることはできなかったが「自然体でプレーできたし、うまくゲームには入れた」と自分自身のプレーには手応えをつかんだ様子。それでも「ボールを引き出すために真ん中で受けるような動きをもっとやれたと思うし、もっとボールを引き出していかないと」と課題も忘れない。

　GK以外はどこのポジションもこなす器用さを持つ。さらに1メートル70、64キロと決して大きくはないが、しなやかに相手の嫌なところへ進入する嗅覚や、スタミナを持ち合わせるボランチとして攻撃に絡み続けるのが持ち味。星を横浜の下部組織時代から知る松橋監督も「誰にも負けない運動量がある。2列目から飛び出すアイデアもあるので、もっと野心を持ってトライしてほしい」と期待を寄せている。

　常に温厚でチームメートは「怒ったことを見たことがない」と口をそろえる。だが、胸に秘めたる思いは熱い。「運動量では誰にも負けたくないし、そこにもっとボールを受ける時に怖がらずに、ゴールを奪うためにもっとゴールに向かう回数を増やす」と表情を引き締めた。

　ルヴァン杯初戦の福岡戦でもフル出場したが、0―1で敗戦。結果を出せなかった。それだけに「もっと前にボールをつけたり、相手の最終ラインに負荷をかけられるような動きをしたい」と雪辱に燃える。前線と連動しながら攻撃のチャンスをつくり続けていく。