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【データスタジアム】若き両SB 攻守で持ち味発揮 菅原が積極攻撃、伊藤は守備貢献

[ 2023年3月26日 04:30 ]

国際親善試合   日本1-1ウルグアイ ( 2023年3月24日    国立競技場 )

ウルグアイ戦でアタッキングサードへのパスで日本最多の11本をマークした菅原
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 【ウルグアイ戦分析】W杯カタール大会後、初戦となったウルグアイ戦は1―1の引き分け。長く日本の両サイドバック(SB)を支えた長友や酒井は招集外で、新戦力発掘とチームの底上げがこの2戦のテーマだ。

 DFラインが若返った中で、Aマッチ初先発の菅原が右SB、W杯ではベンチスタートだった伊藤が左SBに入り、それぞれ持ち味を発揮した。積極的な攻撃参加が特長の菅原は前線へのパスでチャンスメーク。前半21分には相手DFの裏へグラウンダーのスルーパスを送り浅野のシュートを演出すると、後半30分には自陣右サイドから、途中出場した伊東に絶妙なスルーパス、西村の同点ゴールにつなげた。この試合でアタッキングサード(AT=ピッチを3分割した敵陣側)へのパスは日本最多の11本をマーク。右サイドから攻撃を活性化させた。

 所属クラブではセンターバックが主戦場の伊藤はCBI(クリア、ブロック、インターセプト)が最多10回と守備力で貢献。ただボールロスト(自チームの攻撃から相手チームの攻撃に切り替わったプレー)は19年以降の森保ジャパンでDFワーストの15回だった。

 SBが中に入ってビルドアップに参加する新戦術はあまり機能せず、ともに両ワイドMFとの連係面にも課題を残した。今後さらなる積み上げは必要そうだ。(記録課・海鋒 宏樹)

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2023年3月26日のニュース