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久保「W杯とは別人」 完全合流で28日コロンビア戦へ自信たっぷり コロナ陰性確認「体調全く問題ない」

[ 2023年3月26日 04:30 ]

練習に合流した久保(撮影・沢田 明徳)
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 サッカー日本代表は25日、千葉市内で練習を公開し、新型コロナの陰性確認ができずにウルグアイ戦(24日)をベンチ外となっていたMF久保建英(21=Rソシエダード)が完全合流した。得意ポジションのトップ下争いではゴールへの意識でライバルとの違いを見せると宣言。W杯前後で「別人」になったと成長を実感している天才が、28日に行われるコロンビア戦での猛アピールを誓った。

 自主隔離が明けた久保がピッチに姿を現した。合流直後に想定外の事態に見舞われたが、元気な様子で初練習を終え「ずっと部屋にいたが、体調は全く問題ない。チームにポジティブな風を吹かせたい」と意気込んだ。

 21日の帰国後に、日本協会の自主検査で新型コロナの陰性確認ができずホテルで缶詰め状態となった。自室ではバイクをこぐなどして最低限の運動で調整。この日までに陰性が確認されたことでコロンビア戦出場にゴーサインが出た。「コンディションだけでいったらトップ3に入る。目に見える結果を求めていきたい」と話した。

 第2次森保ジャパンが採用する「4―2―3―1」のトップ下争いにも名乗りを上げる。W杯では体調不良に見舞われるなどゴールなしで消化不良に終わったが「W杯のときとはもう別人。コロンビア戦を見てもらえれば」と自信たっぷりに語った。

 スペイン1部ではW杯前後で前への意識が“別人”のように変わった。W杯前は12試合で18本(平均1・5本)だったシュート本数は、W杯後には11試合で30本(平均2・7本)に増え3得点をマーク。同じポジションの鎌田はドイツ1部で23試合の平均シュートは1・04本、西村はJリーグ5試合で平均1本と、ライバルたちを圧倒する。「今季得点できているのはチャンスに入っていけているから」と冷静に分析する。

 新体制でポジション争いは横一線。ただ、久保はW杯後に成長したという自負がある。「みんなに分かりやすいものを提供したい」と、ゴールで答えを出すつもりだ。

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2023年3月26日のニュース