U―20代表帰りのFC東京MF松木玖生、2発演出で大勝貢献「きょうの出来を継続できるように」

ルヴァン杯1次リーグ第2節   FC東京5―0京都 （ 2023年3月26日    味スタ ）

京都に勝利し、喜ぶ松木（中央）らFC東京イレブン
Photo By 共同

　FC東京のU―20日本代表MF松木玖生（19、くりゅう）は、5―0で大勝した26日のルヴァン杯京都戦にフル出場。2得点に絡む活躍で低調だったチームに勢いをもたらした。

　まずは前半15分にゴール前に顔を出し、左サイドをドリブル突進したアダイウトンのパスをダイレクトではたいて戻し、アダイウトンのラストパスを押し込んだペロッチの先制点をお膳立て。さらに1―0の同25分には左CKからDFエンリケ・トレヴィザンの頭に合わせてアシストをマークした。

　松木は先制点の場面を「アダ（アダイウトン）がボールを持つと、必ず2～3人は寄って自分がフリーになるので、そこを上手く使ってくれてワンツーすることが出来た得点だと思うので、あれは良かったかなと思います」と振り返り、アシストについては「相手のファーサイドが結構、空いているというところで、そこに上手くボールを蹴り込むことができた」と満足げに話した。

　今月のU―20アジア杯には主将として出場し、4強入りでチームを3大会連続11度目のW杯（5月、インドネシア）に導いた。その間、FC東京はケガ人が重なったこともあり勝ちきれない試合が続いたが、松木の復帰初戦となった試合で5発快勝。24年パリ五輪出場も期待される若きMFは「ここからまたタフなゲーム、アウェーの試合が続くと思うんで、きょうの試合の出来をしっかり継続できるように、緩まずやっていきたいなと思います」と、チームとして今後の巻き返しを誓った。