C大阪・セアラ　“優勝請負人”が2年連続2桁得点の爆発力で悲願タイトル導く

2月17日開幕　J1注目の新鮮力

悲願のタイトル奪取へ、ゴール量産が期待されるC大阪のレオ・セアラ

　“優勝請負人”がC大阪をまだ見ぬリーグ優勝へと導く。昨季の覇者・横浜から完全移籍で加入したFWレオ・セアラ（28）は、2年連続でリーグ戦2桁得点を誇る。21年8月21日の仙台戦、昨年7月2日の清水戦と2年連続でハットトリックも記録するなど爆発力あふれるストライカーは、悲願達成を目指すチームの強力なピースとなりそうだ。

　「横浜もC大阪も、両方（同じくらい）素晴らしいチームだよ。一つでもタイトルを獲れるように、チームのために頑張っていきたいね」

　今季初実戦となった1月25日の九州リーグ・ヴェロスクロノス都農戦ではPKながらチーム初ゴール。29日のJ2金沢戦と合わせて最前線での起用が続き、フィニッシュへの核となる存在になるのは間違いない。守備でも前線から積極的にプレスをかけていく小菊昭雄監督のサッカーにうまく順応。体力にも問題がないことを証明し「そのために練習してきているからね。まだまだ良くなる要素はたくさんあるよ」と頼もしい限りだ。

　チームにはベルギー1部シントトロイデンから元日本代表MF香川真司（33）が復帰。スーパースターとのコンビネーションにも期待できる。レジェンドの帰還で、にわかに注目を集める桜色軍団。セアラはその先陣に立って、ゴールを量産するはずだ。（北野　将市）