横浜が挑む“6度目の正直”　20年ベンチ外の渡辺雪辱へ「タイトルを獲ることが求められる」

富士フイルム・スーパーカップを前にオンラインで記者会見する横浜Mの渡辺
Photo By 共同

　昨季リーグ王者の横浜と天皇杯覇者のJ2甲府が激突する富士フイルム・スーパー杯は11日に行われる。天皇杯に続くジャイアントキリング（大番狂わせ）を目指す甲府に対し、同杯で過去5戦全敗の横浜は持ち味のアタッキングフットボールで“6度目の正直”を狙う。また、Jリーグの新型コロナウイルスの対応ガイドラインが改定され、この試合から声を出して応援できるエリアの人数制限が撤廃される。

　横浜が王者のサッカーで悲願のタイトル獲得を狙う。神戸にPK戦の末に敗れた20年を含め過去5戦全敗。オンラインでの前日会見に出席したマスカット監督は甲府を警戒しつつも「タイトルを獲る準備をしてきた」と自信をにじませた。

　昨季24試合に出場してJ1制覇に貢献したMF渡辺は、20年の同杯はベンチ外。前日会見では「相手がどこだろうと変わらないことが大事。このチームはタイトルを獲ることが求められる」と力を込めた。前回の同杯に出場した主将のMF喜田も「歴史を変えるタイミング。勝ってその（過去5戦全敗の）話は終わりにしたい」と誓う。全面解禁となるサポーターの声の後押しも受け、17日の川崎Fとのリーグ開幕戦へ勝って弾みをつける。