カタール移籍の谷口、最高の新天地デビュー　チームは今季初勝利で最下位脱出

谷口彰悟
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　昨季限りで川崎Fを退団し、カタール1部アルラヤンに完全移籍した日本代表DF谷口彰悟（31）が5日、最高の新天地デビューを飾った。

　ホームのアルシーリヤ戦に左センターバックでフル出場。チームは前半を0―0で折り返したが、後半4分に先制すると、同27分に追加点を決めて試合を決定づけた。

　アルラヤンはこの試合まで7戦1分け6敗で最下位だったが、一つ上の順位だった相手との直接対決で今季初勝利。勝ち点4で並び、得失点差で上回り最下位を脱出した。

　出国前に成田空港で取材に応じ、31歳で初めて挑む海外移籍の先に描くキャリアについて「カタールで終わるつもりはない。常にチャンスがあれば上のレベルにと思っている」と語っていた谷口は初陣で早速、力を発揮。自らのデビュー戦を白星で飾るとともに、自らの存在も大きくアピールした。

　谷口はW杯カタール大会で2試合にフル出場し、日本のベスト16入りに貢献した。熊本・大津高、筑波大を経て14年に川崎Fに加入。国内屈指のDFとしてJ1で4度の優勝を果たし、20年から主将を務めていた。