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3年ぶりVの横浜 MF水沼が全3得点を演出 優勝の瞬間に号泣「子供の頃から夢見ていた」

[ 2022年11月5日 21:47 ]

明治安田生命J1最終節   横浜3-1神戸 ( 2022年11月5日    ノエスタ )

<神戸・横浜>試合終了後、涙を流す横浜・水沼(撮影・西海健太郎)
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 3年ぶり優勝を飾った横浜のMF水沼宏太が、チームの全3得点に絡む活躍を見せた。「子供の頃から夢見たリーグ制覇を、一回離れたマリノスで達成できた。あきらめずにやってきて良かった。なんともいえない感情がこみ上げてきた」。試合終了の瞬間、ベンチに下がっていた水沼は泣き崩れ、チームメートやスタッフと何度も抱き合って喜んだ。

 先制点は水沼が上げた右クロスへ相手のクリアが中途半端となり、FWエウベルが頭で決めた。同点にされた後半8分は水沼の直接FKをGKがこぼし、FW西村が押し込で再び勝ち越し。勝利を決定づけた3点目は水沼が右サイドから絶妙なクロスを送り、同じ右FWの定位置を争ったFW仲川の得点をアシストした。その直後には「まだ終わってないよ!」と全身を使ったジェスチャーで仲間を鼓舞。声でもチームを支え続けた。

 かつて父・貴史さんが所属し、下部組織で育ったクラブに帰還して3年目での悲願達成。「父にはクラブの歴史をつくってくれた偉大な先輩として感謝しているし、優勝できるように頑張れよと言われていた。きょうは解説の仕事で、気が気じゃなかったと思う。これから連絡したい」。この日優勝争いの相手である川崎Fの試合で解説を務めた父に、感謝の思いを込めた。

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