V逸の川崎F・FW家長昭博「力不足」　今季は全試合出場＆得点ランク3位タイの12得点

明治安田生命J1最終節   川崎F3－2FC東京 （ 2022年11月5日    味スタ ）

＜FC東京・川崎F＞FC東京に勝利するも優勝を逃し、肩を落とす（左から）山根、谷口ら川崎Fイレブン（撮影・沢田　明徳）
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　川崎FはFC東京を3―2で下したが、首位の横浜が神戸に勝利したため、3連覇を逃した。試合後、FW家長昭博の目は潤んでいた。フィールド最年長ながら、圧巻の技術力と戦術眼でチームを導いてきた36歳は「力不足だと思います」と現実を見つめた。

　今季はチームで唯一リーグ戦全34試合に出場し、FWマルシーニョと並んで得点ランク3位タイとなる12得点を奪った。得点王には「一切興味がない」と目もくれず、優勝への献身をモチベーションにピッチに立ち続けた。「みんなよく頑張ったし勝ち点3を取って終わることができた。来年につながると思います。それ以上はないですね」。悔しさを押し殺すように、言葉少なに語った。