中村俊輔　現役ラストマッチへ「全力で、いつも通り自分のプレーができるように」

横浜FC・中村
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　今季限りでの現役引退を決断した横浜FCの元日本代表MF中村俊輔（44）が19日、現役ラストマッチとなる23日のアウェー熊本戦へ強い意欲を示した。前日にクラブから正式に発表され、この日の練習には大勢の報道陣が駆けつけた。練習後に取材に応じた俊輔は、熊本戦へ「何か1つのプレーで状況を変えられる選手はあまりいない。ミスをしてもいいから、そういうプレーをしたい」と話した。

　引退理由などについては、シーズン終了後の会見であらためて語るとした。チームは既に自動昇格圏の2位を確定させ、1年でのJ1復帰が決定。それでも俊輔は「気持ちが緩んで良い試合など1つもない。全力で、いつも通り自分のプレーができるように」と力を込めた。

　四方田監督はこの日のミーティングで「みんなで勝って（俊輔を）送りだそう」と選手に伝えたという。指揮官は「戦力として必ず使いたい」と起用を明言。先発も含めた起用法については「今週の練習を見て決めたい」と話した。5カ月ぶりの出場を果たした16日のホーム金沢戦では、途中出場で何度も相手ゴールに迫っており、先発起用も十分にありそうだ。桐光学園の後輩で、ジュビロ時代にも一緒にプレーしたFW小川は「俊さん（俊輔）のためにしっかり勝って終わりたい」と必勝を誓った。