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神戸DF酒井高徳「良い守備が良い攻撃に」切り替えの速さ、球際で改善

[ 2022年9月14日 23:34 ]

明治安田生命J1第26節   神戸2―1FC東京 ( 2022年9月14日    ノエスタ )

<神戸・FC東京> 試合に勝利し、サポーターと喜びを分かち合う神戸イレブン (撮影・後藤 大輝)
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 FW大迫勇也、MFアンドレス・イニエスタの両大黒柱を欠いた神戸が、リーグ3試合ぶりの勝ち点3を手にした。勝因の一つはDF酒井高徳が「良い守備ができたから良い攻撃につながった」と話したように「攻→守」の切り替えの速さと球際での激しさがあったからだった。

 顕著だったのが前半11分のMF山口蛍の先制シーンだ。一度はDFのクリアに阻まれたが山口がボールへ素速くアタック。相手DFのクリアが小さくなったところを酒井が相手よりも早く回収した。吉田監督は「球際や一歩寄せるかどうかは最後に気持ちの部分、勝ちたい気持ちになる」と表現。9月3日の京都戦では出足が遅く完敗を喫したが、10日の名古屋戦を含めて大きく改善された部分だ。

 山口は「もちろん全てが気持ちで補えるわけじゃないけど、それをすることができれば勝てる要素が増えるのは間違いない。僕たちが率先して、泥臭くやれば、他の選手も付いてくる」と手応えを口にする。戦術ではなく、サッカーの根本でFC東京を上回った。

 次戦は残留争いのライバルであるG大阪との直接対決。中3日の過密日程に対して、相手は中7日とコンディションに差があるのは明白だ。その中で、ここ2戦で見せている切り替えの速さと球際の戦いを継続できるか。勝敗の大きなポイントになりそうだ。

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