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ボルシアMG・板倉 左膝内側側副じん帯を部分断裂…森保Jピンチ、実戦復帰まで2カ月以上W杯微妙

[ 2022年9月14日 04:00 ]

板倉滉
Photo By スポニチ

 日本代表のドイツ遠征メンバーは15日に発表されるが、直前に衝撃のニュースが飛び込んだ。ドイツ1部ボルシアMGは12日、日本代表DF板倉滉(25)が左膝内側側副じん帯を部分断裂したと発表。長期離脱は必至でW杯カタール大会(11月20日開幕)出場も厳しくなった。W杯メンバー入りを狙う有力選手の負傷が相次いでおり、森保ジャパンの醸成期間となるはずのドイツ遠征はどうなるのか――。

 出場停止のため11日のフライブルク戦でプレーしなかった板倉は、翌12日の練習に参加。その際のデュエル(対人プレー)で左膝内側側副じん帯を部分断裂した。クラブ公式サイトは「今後は保存療法を行う予定。板倉はW杯の中断期間前にボルシアMGで試合に出場することはない」としており、実戦復帰までは2カ月以上を要することになりそうだ。

 今季から加入した板倉は先発に定着。高い身体能力を生かして守備陣をけん引し高評価を得ていた。リーグ5位につける古豪にとっては痛恨。もちろん、来週から始まる日本代表のドイツ遠征への参加も絶望的で、11月23日にドイツとの初戦を控えるW杯に間に合うかどうかも微妙な状況だ。W杯最終予選でレギュラーの座をつかんだが、初のW杯メンバー入りは厳しくなった。

 森保監督のチームづくりにも大きな痛手となることは間違いない。今月のドイツ遠征はW杯メンバー26人発表前最後の活動。指揮官は30人程度を招集し、23日の米国戦、27日のエクアドル戦をW杯の予行演習とする構想を持っていた。しかし、吉田主将とコンビを組むセンターバック(CB)の最有力候補が不在となれば、他の選手で改めてテストを行わなければならない。板倉はアンカーもこなせるユーティリティー性を備えているだけに、全体の編成にも影響が及ぶ可能性もある。

 攻撃陣でも浅野が右膝、西村が左足首を痛めるなど有力選手の負傷が相次ぐ。15日に遠征メンバーを発表する森保監督は、苦しい判断を強いられることになる。

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サッカーの2022年9月14日のニュース