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右膝前十字じん帯断裂の宮市 ケガ直後「もう現役を終えよう」も励ましに前向く「ラストチャンスと思って」

[ 2022年7月29日 22:14 ]

27日の韓国戦でタックルを受け右足を負傷する宮市(右)
Photo By スポニチ

 横浜のFW宮市亮(29)が29日、自身のインスタグラムを更新。右膝前十字じん帯断裂のと診断されたことについて思いをつづった。

 宮市は日本代表で出場した27日の東アジアE―1選手権・韓国戦で負傷。近日中に手術する予定だとしている。

 宮市は「右脚前十字靭帯再断裂の怪我を負いました。受傷直後『やってしまった』と同時に『もう現役を終えよう。』と思っていました。自分の職業はプロサッカー選手、プロアスリートです。これまでの怪我歴、稼働率、本当にプロアスリートとして褒められたものではありません。チームを離脱する期間も長く、その都度チームに迷惑も沢山かけてきました。多くの人に失望もさせました。だから辞めようと思いました」と吐露。

 だが「けれど、皆さんから沢山連絡を頂き、待ってる、一緒に頑張ろう、と言ってくださいました。ファン、サポーターの方々からも、同様のメッセージがたくさん届きました。そのとき、そのメッセージを重荷に感じたわけではなく、心から嬉しかった。多分自分は、やっぱりサッカーがやりたいんだなと、その時思い知らされました。サッカーが大好きだと。だからまた、這いあがっていこうと思います。そして、その過程で少しでも誰かのためになるのなら、今回は復帰までの道のりをたくさん公開して行きたいと思っています」とつづり、「ラストチャンスと思ってそういう覚悟で頑張りたいです」と前を向いた。

 また「沢山のメッセージ本当にありがとうございました。本当に感謝しております。サッカー界の先輩方、同志達、本当に心強いメッセージ勇気づけられました!爆泣きしてます。笑この涙が喜びに変わる日が来るよう頑張りたいと思います!先ずは手術頑張りたいと思います!」とし、横浜のチームサポーターたちに向けても「大事なシーズンの真っ只中で悔しい思いはあります。昨夏加入してから本当に本当に皆さんの励まし、応援に何度勇気づけられたことか。マリノスに加入して本当に幸せです!今シーズンはよりそれを実感しておりました。これからまたタイトル争いに向けて本当に大事な試合がやってきます!自分は外からになりますが、チームの為にやれることを精一杯やりたいと思います!このマリノスファミリーで最高の瞬間迎えれるようにまたスタジアムに足を運んで、最高に熱いチームメイト達に声援よろしくお願いします」と願った。

 宮市はドイツ2部ザンクトパウリ時代の15年年7月に左膝前十字じん帯、17年6月に右膝前十字じん帯を断裂。18年5月に再び右膝十字じん帯を損傷した際には、ドイツの医師から引退も宣告されたことを明かしていたなど、これまでも度重なるケガに泣かされてきた。だが、昨夏に加入した横浜で見事に復活を遂げ、E―1選手権で約10年ぶりのA代表復帰を果たした。

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2022年7月29日のニュース