×

【追球 SOCCER】町野 多彩な得点パターン発揮 課題はポストプレー

[ 2022年7月29日 04:30 ]

E―1選手権(男子)   日本3―0韓国 ( 2022年7月27日    豊田ス )

3得点を挙げて得点王に輝いた町野(左)
Photo By スポニチ

 町野はバランスの取れた点取り屋だ。香港戦の1点目は頭、香港戦の2点目と韓国戦の得点は利き足でない左足で決めた。韓国戦序盤には右足で強烈ミドルを放っておりシュートパターンは多彩だ。3試合のデータを見ると、シュート枠内率が41・6%(12本中5本)と高率。空中戦勝率は77・8%(9回中7勝)と1メートル85の長身を生かしたヘディングの強さも光った。今季Jリーグでは右足で4点、左足で2点、ヘッドで2点を決めており、その特長を国際試合でも発揮したわけだ。

 代表で実績のある典型的なセンターFWの大迫勇、上田に比べるとパスが多くドリブルが少ない。自ら打開するよりも連係でチャンスを築くタイプだ。今大会もラストパスを5本出しており周囲を生かす能力も証明。「(チーム内の信頼を)多少はつくれたと思うがまだまだ全然足りない」と話した町野だが、出場時間208分はチーム最長。森保監督の信頼を得たことは間違いない。

 課題はポストプレーだ。今大会では6回タックルを受けて4回ボールを失っている。韓国戦の後半11分には水沼の縦パスを受けて相手を背負いながらキープし岩田に落として決定機につなげた。こうしたシーンを増やすことがW杯メンバー入りへの鍵となりそうだ。 

続きを表示

2022年7月29日のニュース