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バルセロナ会長 FWメッシ復帰熱望「バルサで引退してほしい」 今夏大型補強も「経営は心配ない」

[ 2022年7月29日 18:09 ]

バルセロナのラポルタ会長(左)(AP)
Photo By AP

 バルセロナのラポルタ会長が、昨季開幕前にチームを退団したパリSGのアルゼンチン代表FWメッシ(35)について「バルサのシャツを着て引退してもらいたい」とコメント。将来的な復帰を示唆したとマルカ紙(電子版)など複数のスペインメディアが報じた。

 米ニューヨークでのイベントに参加したラポルタ会長は海外メディアの取材に応じFWメッシについて「レオ(メッシ)のバルサ(バルセロナ)での時間が、皆が望むような形で終わらなかったことは明らかだ。この“結末”には私自身も責任を感じている。だがこれは暫定的な別れであり、私は彼のキャリアの最後をバルサのシャツとともに世界中から賞賛されるものにしたい。そして、この願望は実現することができると思う」とコメント。

 マルカ紙では「メッシとパリSGとの契約は来年夏まで。まだあと1シーズン残っており、チームに復帰するとしたらそれ以降になる」と説明した。

 さらに今夏の大型補強については「私たちは上手くいってるという実感があります。多くの選手がバルサに来たいと思ってくれてるし、欧州CLなど大きな大会にも参加が出来る。そのため競争が激しく、各ポジションに最低でも2人の選手がいる」と満足げ。

 直近ではセビリアからフランス代表DFクンデの獲得も決まり「とてもうれしい。これは給料が安くてもバルサに入団したいと思ってくれる選手が多いということの証明です」とコメント。さらなる補強についてここまで何度も報じられてきたスペイン代表DFアスピリクエタや同代表DFマルコス・アロンソらチェルシー勢について問われると「私の口から名前を言わせないでくれ。はっきりしているのは、各ポジションに2人のレベルの高い選手が欲しいということだ。そして可能な限り、さらに追加する可能性もある」と含みを持たせた。

 また、昨シーズン13億5000万ユーロ(約1835億円)という巨額の債務を抱え海外メディアや欧州各クラブからも“不安の声”が上がる経済状況については「1年前、我々の経営が“危機的”状況だったのは確かです。そのため資産(テレビ放映権)の売却はやらざるを得なかった。なので今シーズンに関しては6億6700万ユーロ(約905億円)を確保して黒字になる見込みです。私たちは122年の歴史を持つクラブであり、その重みと底力は非常に大きく、資産は高く評価されています。現状クラブ経営を心配する必要はありません」と一蹴した。

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2022年7月29日のニュース