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カズ所属のJFL鈴鹿「百年構想クラブ」資格が失格 来季J3昇格は消滅

[ 2022年6月28日 19:35 ]

JFL鈴鹿の三浦知良
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 Jリーグは28日に理事会を開き、JFLの鈴鹿ポイントゲッターズの「百年構想クラブ」資格について失格にすると決定した。準加盟に相当する「百年構想クラブ」資格はJ3昇格の条件。鈴鹿は4位以内という成績の条件を満たしても、来季のJリーグ昇格は不可能となった。

 鈴鹿は20年にクラブ幹部による意図的な敗退行為の指示があり、今年2月の理事会に「ガバナンスの改善」、「ステークホルダーの支援継続」の解除条件付きで資格停止処分を受けた。

 今月21日の臨時株主総会で、監督兼ゼネラルマネジャーの三浦泰年氏(56)が運営会社の代表取締役に選任。代表取締役社長の吉田雅一氏ら4人の役員が辞任し、新たに6人の新役員を選出するなど処分解除に向け、体制を刷新していた。

 また、一個人がほとんどを保有していた運営会社の株は、今後複数の株主に分散譲渡される予定で、権限が一極集中しない形への移行も進めていた。しかし、Jリーグでは現時点で新規株主が決まっていないことを問題視。解除条件を満たしていないと判断した。

 失格とはなるが、今年11月に再申請すれば、24年から昇格する可能性はある。

 鈴鹿は今季、元日本代表FW三浦知良を獲得し、Jリーグへの昇格を目指していた。

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2022年6月28日のニュース