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Jリーグで約2年ぶりに声出し応援「モヤモヤ払しょくできる」カシマで実証実験スタート

[ 2022年6月11日 13:49 ]

ルヴァン杯プレーオフ第2戦   鹿島―福岡 ( 2022年6月11日    カシマスタジアム )

「声出し応援可能エリア」に詰めかけた鹿島サポーター                               
Photo By スポニチ

 Jリーグの声出し応援再開に向けた運営検証が11日、茨城・カシマスタジアムで行われた。ホーム、アウェーゴール裏には不織布マスク着用や座席を間引きするなど観戦対策を施した「声出し応援可能エリア」を設置。試合開始約2時間半前から、ホーム側約1100人のサポーターが選手のチャント(応援歌)などでスタジアムを盛り上げた。

 「声出し応援可能エリア」はホーム、アウェー合わせて約1700席を用意。ホーム側は販売開始間もなくチケットが売り切れたという。千葉県銚子市の20代学生は「今までの応援は手拍子だけで、何か物足りなかった。選手を後押しできていないのではないかというモヤモヤも払しょくされた」と笑顔を見せた。

 Jリーグによると、産業技術総合研究所の分析で、不織布マスク着用などの条件下では声を出しても危険性はほぼ変わらないとの評価を得ているという。「声出し応援可能エリア」では、当面は前後左右を空けた座席配置で客同士の間隔を確保するため、観客数を制限せずに発声を禁じる場合より感染リスクは低いという。

 7月には今回の改善策などをもとに、ステップ2として6試合程度の実証実験を行って実績を重ねる。Jリーグによれば、8月中には希望する全クラブが実施可能になるという。

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2022年6月11日のニュース