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清水MF川谷 デビュー戦で初アシスト 栗原のプロ初ゴール演出 4失点完敗の中に光明

[ 2022年4月14日 09:33 ]

プロデビューを果たしたMF川谷
Photo By スポニチ

 清水は13日、アウェーでJ2徳島に1―4で敗れたが、後半途中出場した静岡学園高出身の新人MF川谷凪(18)がデビュー戦でFW栗原イブラヒム・ジュニア(20)のゴールを初アシストし、終盤に意地を見せた。

 試合には負けたが、デビュー戦で初アシスト。0―4で迎えた後半35分、待望のルーキー川谷はMF岸本に代わって出場した。右サイドハーフの位置につくと、強気のプレーを見せる。同45分、右サイドをドリブルで駆け上がると、「見えてはなかったけれど、いることは分かっていたので、速いボールを挙げたら決めてくれると信じて挙げました」と、ゴール前のFW栗原へ低い弾道のクロスを送り、栗原のプロ初ゴールを演出した。

 アディショナルタイム4分を含む14分間のプレーで結果を出したが、ゴール直後こそ表情を和らげたが、チームの大敗に試合後の表情は硬かった。「0―2で出してもらえる選手になりたい」と、流れる選手として信頼を得られる努力をしていくことを誓った。

 また、静岡学園高の同級生である徳島のMF玄理吾(ひょん・りお)とは、交代後だったために、直接対決はならなかったが、ベンチで見た同級生のゴールに「絶対やってやる」と、火が付いた。

 入団当初は、「ついていくのがやっと」と、練習をこなすのにも苦労してきた。J1磐田のMF古川ら全国大会で一緒に戦った同級生たちが、続々とプロデビューし、活躍している姿を見てきた中で、「いつか来るチャンスを絶対にものにする」と、心に決めていた。ついに来たチャンスで、しっかりと力を発揮。平岡監督も「川谷がパワーを持って入ってきて1点取ったことはよかった」と、評価した。

 アシストも決め、次なる目標に「得点を決めることと、まずはスタートから出られるようにしたい」と、力を込めた。次は勝敗を動かすプレーをする。

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2022年4月14日のニュース