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福岡・ルキアン「みんなが支え続けてくれた」待望今季初ゴールで逆転勝ち

[ 2022年4月14日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグ第4節   福岡2―1磐田 ( 2022年4月13日    ベススタ )

前線で攻守に奮闘した福岡FW城後(左)
Photo By スポニチ

 福岡は2―1で磐田に逆転勝ちした。先制されたが後半27分、FWルキアン(30)が移籍後初得点を古巣から決め、同41分にMF重広卓也(26)のゴールで勝ち越した。リーグ戦も含めてチームは5戦ぶりに得点。D組2位に浮上し目標の「カップ戦4強」へ前進した。C組の鳥栖は柏に1―3で敗れて2敗2分けとなり、1次リーグ突破が厳しくなった。

 ホームで待望の移籍後初ゴールを決めた福岡・ルキアンはピッチにひざまずき天を仰いだ。今季公式戦12試合目でようやく生まれた今季初得点。愛着ある古巣からの同点弾に喜びは控えめだったが「うれしい。点が取れてなかった間もみんなが支え続けてくれた。点が取れて肩の荷が下りた」と安どの表情を浮かべた。

 後半19分にピッチに投入され、直後の21分に先制点を奪われた。「いい結果が出てなかったのでベストを尽くすことだけ考えた」。同27分、北島からの縦パスを裏へ抜け出して受けると相手DFを交わして右足を一閃(いっせん)。

 「祐二がいいパスをくれた。チームメートが特長を分かってくれてスペースにボールを出してもらえたら、そこを押さえるというのは強さの一つ。そこから生まれたゴール」。流れを引き寄せ、後半41分の重広の勝ち越し弾につなげた。

 昨年のJ2得点王として「福岡に点を取る役割を持って加入した」。開幕から期待に結果で応えられず、苦しい時間もあった。「チームメートが練習から信じて支え続けてくれた」と感謝した。

 眠れるストライカーの覚醒。「アシスト、ゴールを期待している」と、ずっと信頼し続けた長谷部茂利監督も「大きな1点だった。あの時間帯で点を取ってくれたことで逆転につながった。いつも通り守備での貢献も高かった」と高く評価。ルキアンは「この先もいい状態で臨める。勝てたことでチームのモチベーションも上がる。リーグ戦も巻き返していける」と自信をみなぎらせた。(村田 有子)

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2022年4月14日のニュース