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ビリャレアル16季ぶり4強 試合終了間際“勝ち越し弾”でBミュンヘン撃破

[ 2022年4月14日 05:30 ]

欧州CL準々決勝第2戦   ビリャレアル1-1Bミュンヘン ( 2022年4月12日 )

16強入りしたビリャレアル(AP)
Photo By AP

 ビリャレアルは12日、アウェーでバイエルン・ミュンヘンと1―1で引き分け、2戦合計2―1で16季ぶりの4強入りを決めた。堅守をベースに優勝6回の強豪を撃破。前身の欧州チャンピオンズ杯を含めて最多優勝13回のレアル・マドリードは昨季王者チェルシーに2戦合計5―4で競り勝った。

 自陣ペナルティーエリア内でのボール奪取から15秒。素早く前線にボールをつないだビリャレアルはチュクウェゼが左足で2戦合計2―1と勝ち越すゴールを挙げ、後半43分の土壇場で勝負を決めた。

 「信じられない。懸命に戦った成果。チームとしての勝利だ」と守備を束ねたアルビオル主将が振り返った。

 シュート数4―24本と圧倒されたが、パスミスを突かれた後半7分の最少失点でしのいだ。ドイツ代表を中心に個人能力が高い相手に対し、スペースを埋めて組織的に対応。ブックメーカー・ウィリアムヒル社の優勝オッズは8強がそろった段階で4倍の相手に対して81倍と圧倒的に不利とみられていたが、1点勝負をものにした。

 スペイン東部に位置する本拠地の小都市は人口わずか5万人。この日の敵地は7万人が客席を埋めたが、試合の結果は観衆やシュートの数で決まるわけではない。エメリ監督は「小さな都市だけど選手たちは強いんだよ」と誇らしげに語った。

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2022年4月14日のニュース