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神戸、新監督にロティーナ氏最有力 エスパニョールなどでタイトル獲得

[ 2022年4月6日 05:30 ]

ロティーナ氏
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 神戸の次期監督にミゲル・アンヘル・ロティーナ氏(64)が最有力候補になっていることが5日、分かった。スペインのサッカー関係者によると交渉は順調に進んでおり、近日中にも正式発表される見込み。早ければ10日のC大阪戦(ノエスタ)から指揮を執る。

 スペイン1部エスパニョールや同ラ・コルーニャでタイトルを獲得したロティーナ氏は守備の構築に定評がある。19年から監督を務めたC大阪では5位、4位の好成績を残した。昨季指揮した清水は成績が振るわず途中退任となったが、神戸には同郷の元スペイン代表MFイニエスタらが在籍。意思疎通の面で問題はない。また永井秀樹スポーツダイレクターとはJ2東京V監督時代からの旧知の仲でもある。

 神戸は今季クラブワーストの開幕リーグ8試合勝ち星なしで、3月20日には三浦淳寛監督との契約を解除。暫定的に指揮を執るリュイス監督も2日の京都戦で敗れて、J2降格圏17位と低迷している。16日からはACLが開幕。堅実な戦術家の指揮官の下で立て直しを図り、悲願のアジア制覇を目指す。

 ◇ミゲル・アンヘル・ロティーナ 1957年6月18日生まれ、スペイン出身の64歳。現役時代はログロニェスなどでプレーし88年に引退。92年から指導者キャリアをスタートさせ、セルタ(スペイン)を率いた03~04年シーズンは欧州CL16強。エスパニョール(スペイン)では国王杯優勝。17年からJ2東京V監督。2年連続で昇格プレーオフに導き、19、20年はC大阪監督、21年はシーズン途中まで清水で指揮を執った。

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2022年4月6日のニュース