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JFL鈴鹿幹部“八百長指示”で処分 罰金500万円、元クラブ役員活動禁止

[ 2022年4月6日 05:30 ]

 日本サッカー協会の規律委員会は5日、クラブ幹部による意図的な敗退行為の指示があったとしてJFL鈴鹿ポイントゲッターズに500万円の罰金、元クラブ役員に2年間のサッカー関連活動禁止の処分を科した。当該の20年11月29日のソニー仙台戦は0―3の没収試合とした。

 鈴鹿では、ソニー仙台戦に敗れれば他クラブのJ3昇格を阻む可能性があるため、敗戦を画策。試合前日のミーティングで当該の元役員からは具体的な失点方法まで指示があったという。聴取した選手、スタッフの回答には「八百長しろという指示がありました」と断言するものも含まれ、当時の監督は「脅迫のような雰囲気での話があった」などと返答している。

 その後、選手らから猛反発を受け、クラブ社長が方針を撤回。選手、監督とも「正々堂々と戦う」という誓約書を交わした。結果は0―1だったものの、意図的に負けたとは認められないとしている。同委員会ではオーナーに3カ月、社長に1カ月のサッカー関連活動禁止処分を科した。

 同問題は昨年12月、元役員が告発したことで表面化。鈴鹿はJリーグ準加盟に相当する「百年構想クラブ」資格が解除条件付きで停止されている。今季はFW三浦知良(55)が加入したことで注目度も高まっている。

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2022年4月6日のニュース