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W杯優勝国2カ国が同居する“死の組” 森保監督「来るかな、と」

[ 2022年4月2日 05:31 ]

サッカーW杯カタール大会組み合わせ抽選会の会場に入る森保監督
Photo By 共同

 22年W杯カタール大会の組み合わせ抽選が、1日午後7時(日本時間2日午前1時)からドーハで行われた。7大会連続出場の日本代表はE組に入り、23日に初戦でドイツと激突する。第2戦は27日に大陸間プレーオフ(コスタリカorニュージーランド)、同3戦は12月1日にスペインと相まみえる。開幕戦は21日午後1時(日本時間午後7時)にセネガルとオランダが対戦する。

 史上初のベスト8進出へ茨の道だ。第3ポッドでは6番目に引き当てられた。W杯優勝経験国が2カ国入った、まさに過去最大の「死の組」。森保監督は表情を変えず、そのまま現実を受け入れた。

 「来るかな、と思っていました。強豪ぞろいで、ドイツもスペインもW杯優勝したことがある。プレーオフがどこになるかは分からないけど、この2チームは世界でもトップ・トップ。世界的に認知されている選手が多く、分析としてはコミットしやすい」

 ドイツはブラジルの5度に次ぐ過去4度のW杯優勝。第3戦のスペインも10年南ア大会で優勝を果たしている。一次リーグでW杯タイトルホルダー2カ国が同居するのは7度目の出場で初。森保監督は「日本が世界に追い付き追い越せという中、経験値として素晴らしい。我々はベスト8以上を目標に掲げ、そこに入るということは世界のトップに位置するということ。相手をリスペクトしすぎず、同じ目線で何ができるか考えたい。楽しみです」と前を向いた。

 11月21日の本大会開幕までに残された時間は8カ月弱。強化試合は6月に国内で親善試合4試合(対戦相手未定)、9月には欧州遠征2試合(対戦相手未定)を予定している。森保監督は「93年は悲しい思いをした。今度は目標を達成して歓喜に変えたい」と選手時代に涙を呑んだドーハの地で、日本サッカー界の新たな歴史を作ることに意気込んだ。

 今後は日本に帰国せずに、そのまま欧州視察。欧州組のコンディションやあらためて世界のトップレベルをチェックする。さらにスタッフ全員で対戦国の大陸予選の映像分析も進め、カタールで行われる6月の大陸間プレーオフにもスタッフを派遣する方針だ。

 W杯開幕まで233日。「ジャパンズウェイ」の強化を図り、カタールで“ジャイアント・キリング”を起こす。

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