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堅守の鳥栖 開幕から6戦無敗 川井監督も評価「危ない場面あったが最後まで粘り強くやれた」

[ 2022年4月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第6節   鳥栖0-0福岡 ( 2022年4月1日    ベススタ )

<福岡・鳥栖>引き分けに終わり健闘を称え合う両チームの選手たち(撮影・岡田 丈靖) 
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 1試合が行われ、九州ダービーとなった福岡―鳥栖は互いに決め手を欠き、0―0で引き分けた。鳥栖は堅守が光り開幕から6戦無敗で勝ち点を8とした。福岡は後半にMF中村駿(28)がネットを揺らしたがVARでオフサイドの判定。今季初の連勝を逃した。

 白熱の九州ダービーは引き分け。鳥栖は勝ち点3を逃したが、昨年に並ぶ開幕6戦無敗を達成した。

 守備が光った。前半はボールを保持し主導権を握る。しかし、後半は攻勢を強めた相手に押し込まれる展開。後半24分には先にネットを揺らされたがVARでオフサイド判定となり最大のピンチをしのいだ。決定機をつくられながらも3戦連続無失点で耐え抜いた。

 川井健太監督は「選手たちは執着心を持って戦ってくれた。0点に抑えたことは良かった。危ない場面はあったが最後まで粘り強くやれた」と評価。一方で、今季6戦で3得点と課題は解消されないままで、指揮官は「すぐに改善できるものではない」と話す。それでもボールは保持できていることをプラスに捉え「質を上げるよりチャンスの数を増やしたい。30本打って1点なら60本打ちたい」と打開策を口にした。

 開幕6戦で5度目の引き分け。負けていないが勝利も1つだけだ。岩崎は「練習から細部にこだわっていかないと」と巻き返しを誓った。 (村田 有子)

《ホームで勝てず 福岡・長谷部監督は「勝ちたかった」》
 後半42分に城後、金森、アディショナルタイムに杉本と攻撃的な選手を投入。それでもスコアレスドローに、長谷部監督は「ホームなので勝ちたかった。相手の守備が堅かった」と肩を落とした。VARでのオフサイド判定でゴールが取り消されたが終盤は押し込む展開。途中出場の札幌からの新加入・柳がサイドから何度もチャンスをつくるなど好材料も見られた。柳はダービーでのデビューに感謝し、6戦4得点と決定力に悩むチームに「自分の攻撃力でチームを高めていければ」と切り札となることを誓った。

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2022年4月2日のニュース