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V弾幻の田中碧 ハンドは「しょうがない」も「形としては凄く良かった」と手応え語る

[ 2022年3月29日 23:36 ]

W杯アジア最終予選B組   日本1―1ベトナム ( 2022年3月29日    埼玉 )

<日本・ベトナム>後半、VARで取り消された田中(右)のゴール(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は29日、カタールW杯アジア最終予選の最終戦となるベトナム戦に1―1で引き分けた。後半16分から4―2―3―1のボランチで出場したMF田中碧(23)は「日の丸を背負って戦う以上、勝たないといけない」と引き分けを反省し、「どんな相手だろうと勝つことが大事で、その中で内容を突き詰めないといけないので、凄く悔しい結果になった」と振り返った。

 自身の決勝ゴールは“幻”となった。1―1の同25分、ペナルティーエリア中央の上田にパスをつけると、ゴール前に走った。上田からヒールパスをもらいワンツーで崩すイメージを描いて動き出していたが、上田は右足を振り抜いた。これが南野に当たってこぼれたボールに反応。左足で押し込んでネットを揺らした。

 結果的にVAR判定で直前の南野のハンドとなりゴールは取り消されたが、「しょうがない」とさっぱり。「(ベトナムのDFが)5枚並んでいる中でも自分がはがしたのが3の右だと思う。最終ラインの誰の背後を取るのか考えながらやっていた」と駆け引きを振り返り、「形としては凄く良かったし、精度に関しても凄く良かった」と口にした。

 後半16分に守田、南野と一緒に投入されてから、日本は一段と攻勢を強めていった。「決定的なチャンスを作れなかったのは課題。ただ(後半43分の)オフサイドのシーンもハンドのシーンも、2点は取れていることは取れている。自分と守田君が入ってからの30分間でやれることはやった」とした。元℃―uteメンバーで歌手・モデルとして活動する鈴木愛理(27)との交際宣言後初めての一戦で、主力としての力を見せつけた。

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2022年3月29日のニュース