三笘　初先発でフル出場、ドリブルで見せ場も2戦連発ならず「まったく納得していない」

W杯アジア最終予選B組   日本1―1ベトナム （ 2022年3月29日    埼玉 ）

＜日本・ベトナム＞後半、ドリブルする三笘（右）＝撮影・小海途　良幹
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　日本代表のMF三笘薫（24＝サンジロワーズ）は29日、W杯アジア最終予選の最終戦となったベトナムで初先発を飾った。4―3―3の左FWでスタートし、布陣が4―2―3―1に替わった後半途中からは左MFでプレー。フル出場を果たし、得意のドリブルで何度か見せ場を作った。それでも期待された2戦連続ゴールはならず、またアシストなどゴールに絡むプレーもなかったとあり、試合後は「まったく自分のプレーに納得していない」と反省だけが口を突いた。

　A代表デビューを果たした昨年11月のオマーン戦では伊東の決勝点をアシスト。さらに今月24日のオーストラリア戦では代表初ゴールを含む2得点をマークし、まさに救世主の活躍でチームにW杯切符をもたらした。

　それでも国際Aマッチ3戦目となったこの日は強いインパクトを残せず、「きょうは数字の部分で結果を残せずに悔しい」と厳しい表情。今後へ「自分としては（プレーの）強度はまったく足りていないと思っている。世界の選手は、ずっと仕掛けられる能力があるし、守備でも戦える。そこを求めてやっているんで、これからまだまだそこを伸ばさないと、代表にも関わってくる」と危機感を露わにしつつ、さらなるレベルアップを誓った。