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横浜が今季初連勝で暫定首位 変幻起用に応える小池「吸収力というところは今年大きく違いがあるのかな」

[ 2022年3月6日 18:56 ]

明治安田生命J1リーグ第3節   横浜2─0清水 ( 2022年3月6日    日産ス )

<Jリーグ 横浜・清水>前半、先制ゴールを決めた小池龍(左から2人目)に駆け寄る横浜イレブン(撮影・沢田 明徳)
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 横浜が“変幻自在”の攻撃サッカーで今季初の連勝を飾った。過密日程の中、ケガ人などが多発する苦しい状況下でも、マスカット監督はメンバーを固定せず、思い切った選手起用、選手の本職にとらわれない配置転換など柔軟な采配を披露。清水を2―0で撃破し、指揮官自身も「いつもとは違うポジションで選手が出なければいけなかったりとか、そういうことがあった中で、本当に良いレベルで試合をこなしている」と手応えを掴んでいる様子だ。

 その象徴的な存在となった選手が、この日先制点を決めた小池龍太(26)だ。本職はサイドバックながら、この日はボランチで先発。前半32分に得意の左足で芸術的な一発を決めチームに流れを引き寄せた。後半途中からは右サイドバックにポジションを移し、守備でもチームに大きく貢献。ゴールの場面を「相手の配置だったり感覚というところが、あのゴールに繋がった」と振り返り、「ボランチの選手が点を取れるのというのは、チームにとって大きいこと。新しいポジションですけど、結果を残せたというのは良かったなと思っています」と喜んだ。

 この勝利で首位だった川崎Fと勝ち点10で並び、得失点で暫定ながら首位に立った。過去チームは主軸にケガ人が出るとレベルを落とす脆弱な姿も見られたが、小池龍は「ポジションに関係なく、一人ひとりが、マリノスのサッカー、アタッキングフットボールをしようという、吸収力というところは、今年大きく違いがあるのかな」と今季ここまでを振り返り、「試合を重ねて勝ち続けて、負けたときに修正して、そういった繰り返しの中で、少しずつですけど、自分たちらしいサッカーというのを体現できるようになっている」と手応えを示した。

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