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ウクライナのW杯予選欧州プレーオフは6月に延期で決定か 地元メディアが報道

[ 2022年3月6日 12:23 ]

 ウクライナが出場するサッカーのW杯カタール大会欧州予選プレーオフA組が6月に延期される見通しになったと複数の地元メディアが5日に伝えた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、ウクライナ1部シャフタル・ドネツクで強化担当を務めている元クロアチア代表MFのダリオ・スルナ氏に延期の見通しを伝えたという。

 スルナ氏は「チェフェリン会長と話した。彼はウクライナを支持している。今は誰もサッカーことなんて考えられない。UEFAの会長は“ウクライナとスコットランドの試合は6月に延期されるだろう“と話した」と打ち明けたという。

 ウクライナは24日のW杯プレーオフ準決勝でスコットランドと対戦。勝てば29日の決勝でウェールズ―オーストリア戦の勝者と顔を合わせることになっているが、ロシアによる侵攻を受けて代表選手の過半数がプレーしている国内リーグは2月25日以降、中断を余儀なくされている。ウクライナ・サッカー協会は3日、国際サッカー連盟(FIFA)にプレーオフ延期を求めていた。

 FIFAは「適切な解決策を見つけるために、UEFAやスコットランド・サッカー協会と連携している」と声明を発表。「ウクライナでの出来事に影響を受けている全ての人に最大限の連帯を表明する」とウクライナ支援の方針を表明しており、近くプレーオフ延期が正式に発表されることになりそうだ。

 11月21日に開幕するW杯本大会の組み合わせ抽選は、ドーハで4月1日に開催。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている今大会は抽選の時点で大陸間プレーオフ(6月)で決まる2チームが未定という異例の状況となっているが、欧州A組の延期が認められることになれば、3枠が未定の状況で抽選が行われることになる。

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2022年3月6日のニュース