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バルサ「待望の9番」獲得へ!FWモラタが“今冬ユーベ退団を志願”とスペイン紙報道

[ 2021年12月30日 19:33 ]

スペイン代表のFWモラタ(AP)
Photo By AP

 スペイン紙アス(電子版)は30日、スペイン1部バルセロナが冬の移籍市場開幕に向けイタリア1部ユベントス所属のスペイン代表FWアルバロ・モラタ(29)を獲得に動いていると報道。「シャビ監督が選んだ9番」として、あとはクラブ間合意を残すのみだと報じた。

 バルセロナは今冬の移籍市場で“得点力不足”に悩むFW陣の補強を狙っており、28日にはマンチェスター・Cからスペイン代表FWフェラン・トーレスを完全移籍で獲得することを発表。しかし、フェラン・トーレスは“純粋なストライカータイプ”いわゆる「9番」ではないため、新たなストライカーを模索。同紙によるとその第1候補にモラタが浮上し、バルセロナのシャビ監督はモラタ本人から直接電話で“移籍の意思”を伝えられたという。加えて「モラタに近い関係者もバルセロナの関心と、冬にユベントスを去る可能性を認めた」とも報じられた。

 A・マドリードが保有権を持つモラタは今季、期限付き移籍延長により昨季から引き続きユベントスでプレー。リーグ戦では18試合に出場し、チーム最多タイ5得点を記録。しかし、同紙によると「モラタはユベントスに残ることを望んでおらず、大幅な減俸に応じてでもバルセロナへの移籍を実現したいという意思をシャビ監督に伝えた」と報道。モラタにとっては、主将のMFブスケツを含め同じスペイン代表の親しい友人がバルセロナに大勢いることも後押しになっているという。

 交渉状況については選手本人と代理人との間では話が進んでいるようだが、関係する2クラブとの契約は成立しておらず。クラブは財政面に不安を抱えるが、今夏4000万ユーロ(約52億円)での買い取り義務が付いた期限付き移籍(今季終了まで)でFWグリーズマンをA・マドリードへ放出しており、来夏の収入が見込めるため「全体としてバランスの取れた取引になるのかもしれない」と報じた。

 また同紙は「この移籍が成立することはFWルーク・デヨングの即時退団を意味する。場合によってはFWデパイも来夏までに放出されることも考えられる」とし、今季加入したオランダ人新戦力FW2人とも1年以内にチームを去る可能性があることを示唆した。

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2021年12月30日のニュース