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引退する大久保に C大阪・森島社長がエール「日本のサッカー界を引っ張る存在に」

[ 2021年11月23日 05:30 ]

<C大阪・大久保引退会見>C大阪・森島社長(右)から花束を受け笑顔を見せる大久保(撮影・奥 調)
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 C大阪の大久保にとって入団時から憧れの存在だったのが森島寛晃社長(49)だ。今後の大久保についてポストを用意するかと問われ「やってもらいたい思いはあります。サッカー界に携わる気持ちは持っているようで、セレッソの力にもなってほしい。日本のサッカー界を引っ張る存在になると思う」と話した。

 現役時代の森島社長にとって、初めて「ポジションを奪われるかもしれない」という脅威を感じた若手が、01年にC大阪へ入団した大久保だった。当時、日本代表で活躍していた背番号8に対し、大久保は高校を卒業したばかりの18歳。ただ、技術やセンス以上に強烈だったのが気持ちの強さで、練習から目の色を変えて削りに来る高卒ルーキーは、それまでにいなかった。

 時は流れ、社長という立場で今年1月に迎え入れた。当初、引退発表は21日以降に行われる予定だったという。だが、20日に古巣・川崎Fとの対戦を控えていたことから、森島社長らの計らいで調整を早め19日に変更。結果的に川崎Fの選手たちによる胴上げにつながった。「もしかしたら最後の最後で“(現役を)俺やります”と言うかもしれない」と笑った森島社長。やんちゃだった20年前の記憶は、今もそのまま残っている。(西海 康平)

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2021年11月23日のニュース