×

チョウ貴裁監督から“遠藤航級”評価のJ2京都MF川崎「自分たちのスタイルを崩すのが一番もったいない」

[ 2021年11月18日 22:01 ]

岡山戦へ向けて調整する京都MF川崎(C)KYOTO.P.S.
Photo By 提供写真

 20日の敵地・岡山戦で勝利すれば12年ぶりのJ1昇格が決定するJ2京都は18日、城陽市内の練習場で調整した。前節・秋田戦で主将マークを巻いたMF川崎颯太(20)は「勝ちたい思いは第1節から何も変わらない」と口にしつつ「勝ちだけを追い求めない。1点を取ったら(自陣に)引くとか、1点を守るサッカーは自分たちらしくない。そこで昇格を決めてもどうしても納得や達成感は薄れる。1点を入れても、入れられても自分たちのサッカーを貫く。勝ち点3を取りたいあまりに自分たちのスタイルを崩すのが一番もったいない」と攻撃姿勢を貫く決意を示した。

 本来の主将であるMF松田天馬がベンチスタートとなった秋田戦の当日、チョウ貴裁監督から“代理主将”の打診が届き快諾。試合開始やハーフタイムには積極的な声掛けをしたが「話す内容は試合前にだいぶ考えていました。なので喋れて当然で、次も…となれば言葉が薄くなる(笑)」と主将の重責を感じた。一方で「自分が主将をやって情けない試合をするのは嫌だった」と意気に感じたのも事実。前半2分の“先制アシスト”となったシュートは狙い通りではなかったが「勝利への覚悟が表れたプレーだった」と胸を張った。

 湘南時代に日本代表MF遠藤航やDF山根視来らを育てたチョウ貴裁監督は「アイツ(川崎)は自分の可能性にまだ気づいていない。湘南時代に教えていた子以上に日本のトップ、世界に羽ばたいて欲しい。夢ではなく、自分の目標にしてもらいたい」と“A代表級”のポテンシャルと評価。大きな成長を遂げる20歳が岡山戦でも躍動し、J1リーグの扉を開く。

続きを表示

2021年11月18日のニュース