神戸FW武藤が1得点3アシストで仙台粉砕!J復帰後は驚きのリーグ10試合5得点7アシスト

明治安田生命J1第34節   神戸4ー2仙台 （ 2021年11月3日    ノエスタ ）

＜神戸・仙台＞前半、先制ゴールを決める神戸・武藤（左2人目）（撮影・後藤　正志）
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　ヨッチが止まらない。仙台に4発大勝し、来季ACL出場圏内の3位をキープ。その全ゴールを演出したのが、今夏Jリーグ復帰をした元日本代表FW武藤嘉紀（29）だった。

　まずは前半3分。MFイニエスタのFKを合わせて先制点。「欲しいところに完璧なボールがきた。イニエスタ選手のレベルの高さに驚かされました」と笑うが、これで勢いに乗ると、同点に追い付かれた同35分にはFWドウグラスの勝ち越し弾をアシストした。再び追い付かれた後半17分にはゴール前の混戦の中からMF山口の動きを見逃さず、冷静なパスで決勝アシスト。最後は優しいパスでFWリンコンの来日初得点となるダメ押し点を演出した。「あれだけ早い時間帯に1点を取ったら、2点目に貪欲にならないと」と反省したが、1得点3アシストの大暴れだ。

　神戸加入後は10試合で5得点7アシスト。チームはその間、計17得点を挙げているが7割に絡んでいる。この試合ではA代表の森保監督も視察。「来ているのは知らなかった。神戸で良いプレーしていれば見てくださると思うし、チャンスが来るかもしれない。でも今はチーム、自分の成長のためにプレーして、その先に代表から声が掛かれば嬉しい」。そう謙遜したが、今の状態ならば19年アジア杯以来の招集があっても不思議じゃない。