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川崎F連覇 三笘、田中碧…常勝軍団の「使命」主力流出と憲剛氏引退乗り越え「一段と強くなった」

[ 2021年11月3日 16:30 ]

明治安田生命J1第34節   川崎F1ー1浦和 ( 2021年11月3日    等々力 )

<川崎F・浦和>優勝を喜ぶ川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎)
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 川崎Fは今年、かつて鹿島など常勝軍団が辿った「使命」とも直面した。シーズン中の主力流出だ。今夏、日本屈指のドリブラーに成長したMF三笘薫(24=ベルギー1部サンジロワーズ)、そして日本代表でも頭角を現した司令塔の田中碧(ドイツ2部デュッセルドルフ)がそろって海外移籍。もともと海外志向が強く、伊藤宏樹強化部長(43)も「想定はしていた」と振り返る。

 ただ「あまり心配はしていなかった」とも。「(2人が抜け)多少の影響はある」と感じながらも「残りのメンバーで十分にカバーできる」と踏んでいたからだ。実際、夏頃から大卒新人のMF橘田健人(23)、パリ五輪世代のFW宮城天(20)ら若い力も台頭。9月に谷口彰悟(30)ら主力にケガ人が続出する苦しい時期もあったが、「来季も見越して」補強したFWマルシーニョ(26)も新たな競争をもたらし「ケガ人も出たりしましたけど、その中でもチームとして一段とたくましくなったなと感じています。あとは本当に各選手の意識が高い。お互い成長し合える環境、関係。良いチームになっていると思います。監督やコーチ、選手たちの力で、一段と強くなった」と評価した。

 圧倒的な強さを誇った昨年V。長年チームを支えた元日本代表MF中村憲剛氏(41)も引退した中、今年は幾多の困難を乗り越え勝ち点などでさらに上回った。それだけに伊藤氏も「今まで憲剛に頼っていた分、それをみんなが受けとめてさらに成長した。新しいフロンターレを見せられた、価値のある1年だった思う」と万感の思いで連覇を振り返った。

 来季は19年に1度逸した07~09年の鹿島以来史上2クラブ目となるリーグ3連覇、そして悲願のACL初制覇に挑む。伊藤氏は「今年のACL(決勝トーナメント)は、チームの一番苦しい時期と重なって、少し不運もあった。そこはチャレンジし続けるしかないかなと思っています。来年はJリーク3連覇とACL。もうそれしかない。絶対に獲りたいという気持ちです」と強い意気込みを示した。

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