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中村憲剛氏 自身のドキュメンタリー映画に「僕も観た時は胸一杯でした」 舞台あいさつ

[ 2021年10月31日 19:49 ]

舞台挨拶に登場し、観客と笑顔で記念撮影する中村憲剛氏
Photo By スポニチ

 昨季川崎Fで現役を引退した元日本代表MF中村憲剛氏が31日、川崎市内で行われた自身のドキュメンタリー映画「ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~」の特別先行公開で、舞台挨拶に登壇した。

 41歳の誕生日に合わせて行われた特別先行公開のチケットは完売。中村氏は満員の観客席を見渡し、「多くの方に作品を作っていただき、感謝しかないですね。嬉しいを通り越して、ありがたいという気持ちでいっぱいです。僕も観た時は胸一杯でした」と感無量の面持ちで語った。

 川崎FとJリーグが共同制作した同映画は、無名の大学生だった中村氏がプロとなり、川崎Fで地域の人々とともに過ごした18年間の軌跡を、30人を超える関係者へのインタビューや現役最後の2カ月間に密着して追ったドキュメンタリー。中村氏は「僕の(話)ですけど、皆さんと一緒に作り上げた話だと思います。心の中に何か突き刺さるものがあれば嬉しい。フロンターレの子どもたちにサポーターの皆さんから伝えられるものがあると思うので、ここで感じたものをこれからのフロンターレへの支えとしてほしいです」と呼びかけた。

 舞台挨拶にはJリーグの村井満チェアマン(62)もサプライズで登壇し、作品の魅力を熱を込めてアピールした。「サッカーが好きな人だけに見ていただく映画ではなく、人事的な仕打ちに凹んでいるビジネスマンがどうやって立ち直るべきか、この映画で分かります。一生懸命もがき苦しんで結果が出ない若い人たちにも見てもらいたい。人生に思い悩んでいる人たちがどうやって生きていくか、ヒントが必ず得られる」と力を込めた。

 通常公開は11月12日~25日。109シネマズ川崎、イオンシネマ新百合ヶ丘で上映される。

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2021年10月31日のニュース