×

森保監督「今、最高の26人」三笘外し苦渋の決断、選べなかった選手たちへ目潤ませ「申し訳ない」

[ 2026年5月16日 05:15 ]

W杯北中米大会 日本代表メンバー発表 ( 2026年5月15日 )

<サッカー日本代表 W杯メンバー発表会見>メンバーを読み上げた後、感極まった表情を見せる森保監督(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は15日、都内で会見を開き、W杯北中米大会(6月11日開幕)に出場する日本代表メンバー26人を発表した。2大会連続で指揮を執る森保一監督(57)は故障者続出で難しい決断を迫られたが、世界一に挑むための現状で最高のメンバーを選んだことを強調。ケガで選出を断念したMF三笘薫(28=ブライトン)ら選外にした選手に思いをはせて目に涙をにじませた。チームは25日から国内合宿を開始する。

 目は潤んでいた。森保監督は26人の名前をかみしめるように読み上げた。「今、日本が世界に勝つために最高の26人を選ばせていただいた」。22年W杯カタール大会後の第2次政権では89人を招集。ケガで招集を断念した三笘、南野、当落線上にいた町野、藤田ら選出したかった選手はたくさんいる。涙の理由を問われ「思いをかなえてあげられなかった選手のことを考えると、感情が少しコントロールできない。申し訳ない気持ち」と声を詰まらせた。

 前日までスタッフ会議を何度も繰り返した。メンバー選考に思考を巡らせると眠れなくなるため、就寝前は孫の動画でリラックスして強制的に頭を切り替えた。最終決断は会見の3時間前のこの日午前11時。最後は1人で熟考して、スタッフに26人を伝えた。第1次政権の22年W杯カタール大会ではベテランの大迫、原口らを外したが、今回はビッグサプライズはない。「凡事徹底。W杯は特別な舞台だが、プロセスの先にW杯がある」と強調した。

 主力に故障者が続出する中、難しい選択を迫られた。左太腿裏負傷で選外にした三笘に言及し「チームにプラスアルファの力を与えてくれていたのは間違いない」と説明。その上で三笘不在でブラジルを撃破した昨年10月の親善試合を引き合いに出し「“誰が出ても勝つ、誰が出ても機能する”がコンセプト。総合力で戦っていく」と視線を上げた。ケガから復帰途上の冨安、遠藤、鈴木唯は選出。故障者の選考について「シンプルにメディカルの判断」と明かした。

 22年W杯カタール大会は26人中19人がW杯メンバー初選出だったが、今回は13人が前回大会経験者。目標の優勝には8試合を戦い抜く必要があるが、複数ポジションをこなせる選手も多く、大会中にケガ人や出場停止など不測の事態が起きてもカバーできる陣容となった。「目標に変わりはない。一戦一戦、勝利を目指して最高の準備をしたい」。世界に挑むのは26人だけではない。メンバーリストに載せられなかった全選手の思いを背負い、北中米に向かう。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2026年5月16日のニュース