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長友 サウジ討ちへ“勝利の方程式”披露、必勝誓う「引き分け全く考えてない」

[ 2021年10月6日 05:30 ]

サウジアラビア戦に向けて練習に臨む長友(左)、大迫(中央)ら(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本代表は5日、サウジアラビア・ジッダで、7日(日本時間8日午前2時開始)のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦に向けて調整した。7大会連続のW杯出場を占う前半戦のヤマ場となる2連戦の初戦。DF長友佑都(35=FC東京)は過去の対戦や自身の分析を踏まえたサウジ攻略法を披露し、11年ぶりに国内組として臨む大一番へ必勝を誓った。

 すでに“勝利の方程式”が描かれていた。4日の初練習では身ぶりも交えて森保監督とピッチ上で20分以上話し込むなど主力の自覚十分の長友。この日オンラインで取材に応じ、ゲームプランについて問われると「詳しく話したくはない」と前置きしながらも「サウジの試合はもちろんチェックしました」とニヤリ。そして相手攻略のポイントを次々に挙げた。

 (1)球際・切り替え まずは大前提の部分だ。「10年以上代表にいますけど、球際、切り替えの部分はこのチームが一番」と強調。「僕もチームもそのストロングの部分をしっかり出す必要がある」とし、まずはベースの部分で相手を圧倒する構えを見せた。

 (2)共通意識 19年の前回対戦時にはボール保持率23・7%、シュート数5対15と大苦戦。その教訓から、守備に関しては「前から行く部分、後ろでブロックをつくって相手にボールを持たせる時間、その共通認識を持つことが大事」と指摘。攻撃も守備に合わせて臨機応変に対応すれば「必ず点は取れる」と言い切った。

 (3)サイドバックの裏 両サイドバックの特徴について「ボールを握るために、高い位置をとってくる」と指摘。その背後を攻略する攻撃が有効とした。「前にはスピードのある選手がいる。自分も状態が上がっている。サイドで1対1をつくって、スプリントで剥がせる」と、自信をのぞかせた。

 自身4度目の最終予選は11年ぶりに国内組として臨む。過去アウェーのサウジ戦は2戦2敗と鬼門だが、「引き分け狙いなど全く考えていない」と長友。衰え知らずの35歳が、鋭い分析を基に負けられない一戦でチームを勝利に導く。

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2021年10月6日のニュース