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川崎Fが鹿島に逆転勝利! パリ五輪世代のFW宮城、無回転ミドルV弾「練習の形が出た」

[ 2021年9月22日 23:12 ]

明治安田生命J1リーグ 第32節   川崎F 2―1 鹿島 ( 2021年9月22日    カシマ )

<鹿島・川崎F>後半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・宮城(中央左)(撮影・西海健太郎)
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 川崎Fは22日に敵地で鹿島と対戦し、2―1で見事な逆転勝利を飾った。殊勲の逆転弾を決めたのは、24年パリ五輪世代のFW宮城天(20)。後半22分にマルシーニョに代わってピッチに入ると、試合終了が迫った同アディショナルだった。ペナルティーエリア外で山根からパスを受け、迷わず右足を一閃(いっせん)。目の覚めるような無回転ミドルを突き刺した。

 これがJ1初ゴール。プロ2年目の新鋭は「何本かに1本出るシュートが出ちゃったって感じですかね」と初々しい笑顔で殊勲の一発を振り返り、さらに「無回転は狙いました。カットインじゃないので、右から普通に打っても入らない。最近は芯をとらえるシュートを練習していた。練習の形が出たと思います」と明かした。

 プロ1年目の昨季はJ3富山に武者修行。成長を遂げ復帰した今季も、体幹を鍛えさらにパワーアップした。「何パターンもある」というシュートには絶対に自信を持ち、最近では無回転シュートも習得。この日J1初得点で体現する離れ業をやってのけた。

 まさに日替わりヒーローの誕生だ。3―1で勝利した18日の徳島戦では、新戦力のブラジル人FWマルシーニョが活躍。チームに勢いをもたらした。この日は決勝弾を決めた宮城ほか、アンカー役で起用された山村が途中出場からわずか1分も満たない時間で同点弾を決めるシーンもあった。

 徳島戦では旗手、この日は谷口が約1カ月ぶりにピッチに戻ってくるなどケガ人も続々と復帰。ルヴァン杯、ACLを逃した王者が、チーム一丸となって苦しい時期を乗り越え、連覇へ向け再び勢いを増してきた。

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